SNS動画は30fpsと60fps、どっちで撮る?一眼カメラの動きとシャッター速度、スロー編集から投稿前の確認まで一緒に考えよう

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たとえば、焼き菓子を袋から出して、お皿へ置く動画を撮るとしよう。手元も、お菓子の焼き色も見せたい。カメラを動画モードにして……出てきた、30pと60p。

数字が大きい方を選べばいい? だったら、毎回60で終わりでよくない?

そこで一つだけ聞かせて。その手の動き、普段の速さで見せたい? それとも、袋からお菓子が出る瞬間だけ、ゆっくり見せたい?

選ぶ理由は、その答えで変わるよ。普段の速さで話や手順を伝えるなら、まず30fpsを候補に。動きのなめらかさを重視したり、編集でスローにしたりしたいなら60fpsを検討する。これは撮り始めるための目安で、どちらかだけが正解という話ではありません。

今回は、一眼カメラで撮ってSNSへ載せたい人向けに、撮影、編集、投稿の三つをつないで考えます。スマホでもコマ数の考え方は使えるけれど、同じ操作やシャッター速度の指定ができるとは限らないので、メニューは使っている機種の説明を見てね。

目次

30と60、増えるのは「1秒の中のコマ数」だよ

fpsは、1秒間のフレーム数を表す単位。30fpsなら1秒に30コマ、60fpsなら60コマです。ソニーの動画撮影ガイドでも、このコマ数と、動画のなめらかさの関係が説明されています。

さっきのお菓子の例なら、袋を持ち上げる途中の姿が、時間の流れの中でどれだけ細かく記録されるか、という違い。袋のサイズが大きく写るとか、焼き色が濃くなるとか、そういう数字ではないんだ。

ここ、解像度とも分けておこう。

フルHDか4Kかは画像の縦横の画素数に関係する設定。30fpsか60fpsかは時間方向のコマ数に関係する設定です。「4Kにしたから60fps」「30fpsだから低画質」と、ひとまとめにはできません。

カメラによって選べる組み合わせも違います。4Kのメニューで見つからなかった60pが、別の記録方式にはあるかもしれない。逆に、機種の仕様として対応していないこともある。見つからないときは、ボタンを片っ端から押すより、説明書の動画の記録設定を探す方が話が早いよ。

では、撮るものから考えると?

撮りたいものの例 最初に考える候補 判断したいこと
カメラに向かって商品の説明をする 30fps 声と説明を普段の速さで届けられるか
手元を動かす工程を、その速さのまま見せる 30fpsと60fpsを比べる 手や道具の動きが見たい印象に合うか
お菓子を置く瞬間だけゆっくり見せる 60fpsで撮り、編集を検討 スローにする場所と仕上がりのコマ数

これは撮影例を使った提案で、投稿サービスが指定する一律の規則ではありません。座って話す動画でも60fpsを選べるし、動きがあるから必ず60ということでもない。欲しい見え方に理由があれば、それで選んでいいんです。

ただ、30か60か決まらないまま、解像度、色、マイク、照明まで全部変更すると、何がよかったのか分からなくなる。最初は同じ場所、同じ動きで短く二本。比べる対象を小さくしてみてね。

動画の言葉を本で整理したいなら、鹿野宏・ナイスク著『今すぐ使えるかんたんmini デジタル一眼 動画撮影 基本&応用テクニック』も候補になります。出版社の目次には、動画の仕組み、フレームレートとシャッター速度を扱う項目があります。

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シャッター速度は別の数字。60fpsへ変える前に、ここも見よう

30fpsの動画なのに、設定画面には「1/60」も出ている。30と60が同時にある。ややこしいねえ……!

でも、その二つは矛盾していないよ。

30fpsは1秒に並ぶコマの数。1/60秒というシャッター速度は、一つのコマの露光時間です。同じ「60」という数字があっても役割が違う。設定画面の数字だけを覚えるより、何の項目かを一緒に読むと整理できます。

ソニーの解説では、自然な動きの基本の目安として、フレームレートのおよそ2倍を分母にしたシャッター速度が案内されています。30pなら1/60秒、60pなら1/120秒が計算上の目安で、設定できる値に応じて近いものを選ぶ考え方です。同社の設定例では60pに1/125秒が使われています。

ここで「じゃあ、速いシャッターほど、もっとなめらか?」と思ったら、いったん待って。

一コマずつの動きのぶれを減らすことと、連続した動画の動きをどう見せるかは、同じ判断ではありません。ソニーの説明でも、動画では適度な被写体ぶれを含めた見え方が扱われています。写真を一枚止めて見たときのくっきり感だけで、動画全体のよさを決めないでね。

お菓子を置く手が気になるなら、一時停止した指先だけで判断せず、置き始めから終わりまで再生する。「動いているところを見せたい」のだから、見るときも動かそう。

なお、この目安は、どんな光の下でも固定する絶対の値ではありません。室内の照明では、横じまやちらつきが写るフリッカーにも注意が必要です。ソニーは電源周波数に合わせた候補として、50Hzの地域で1/50秒か1/100秒、60Hzの地域で1/60秒か1/125秒を挙げています。

地域の目安だけで、あらゆる照明のちらつきが必ず消えると約束するものではありません。目の前の照明で短く撮り、実際の映像を確認してね。使う機種で選べる速度や対策機能も説明書で確認します。

明るさまで変わったら、fpsだけの比較にもならなくなる。候補の設定をメモするときは「30p、シャッター1/60、同じ照明」のように並べて残そう。あとで見直したときに、どの条件で撮ったものか追えるから。

この本の出版社目次には、シャッター速度だけでなく露出や絞りの項目もあります。設定同士の関係から知りたい人には、該当する項目をたどる探し方ができます。2021年刊の本なので、最新機種のメニュー位置まで同じとは考えず、手元のカメラの説明書と組み合わせてね。

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60で撮ったら自動でスロー? 再生の速さまで決めて初めて変わる

お菓子がふわっと皿へ置かれるところを、ゆっくり見せたい。ここで60fpsを考える意味が出てきます。

でも、普通の動画として60fpsで撮っただけで、必ずスローになるわけではありません。撮影した1秒を、再生でも1秒として見せれば、動きの速さは普段のままです。

では、60コマ分の動きを、1秒30コマのペースで順に見せたら?

60÷30=2。撮影した1秒分を、2秒かけて見せる計算になります。これが、60fpsの素材を30fpsの仕上がりで半分の速さにする考え方。ソニーも60pで撮った素材を編集でスローモーションに使う方法を案内しています。

あ、なるほど。撮るときの数字だけ決めても、終わっていないんだね。

編集でどう扱うかまでが一組です。ソフトによって速度変更や素材の解釈の操作は違うので、ここでは共通の計算として説明しています。特定のボタンを押せば、どのアプリでも同じ結果になるという案内ではありません。

たとえば、仮の構成をこうしてみる。

最初は袋を普段の速さで見せる。次に、お菓子を置く瞬間だけ半分の速さにする。最後は普段の速さへ戻って、断面と説明の文字を見せる。

全部をゆっくりにする必要はないよ。「この動きを見てほしい」という場所を一つ選ぶ。文字の説明までのんびり進んでしまうなら、動画のどこに時間を使いたいかを考え直せます。

ここで尺も計算しておこう。3秒撮った動きを半分の速さにすれば、その部分は6秒です。全体を短くしたいなら、ゆっくりにする素材を使う長さか、前後の説明を調整する必要がある。撮影時に3秒だったから完成動画にも3秒で収まる、とは限りません。

話し声の入った部分を遅くするときも、映像だけを見て終えないでね。音声をどう扱うかは編集ソフトや設定で変わるので、必ず音も再生して確認します。速さを変えたいのが手元だけなら、話をする場面と分けて撮る構成も選べます。

カメラ内のスロー撮影モードを使う場合は、通常の動画をあとで遅くする方法とは設定や記録のされ方が違うことがあります。ソニーのS&Qなど、機能の有無も機種ごと。音声が必要かも含め、そのモードの説明を先に確認してね。

本を探すときは、出版社の目次にスロー・クイックモーションの項目があるかを見ると、知りたいことへ近づけます。紹介している本にも、その項目が確認できます。ここで作ったお菓子の構成例が本に載っている、という意味ではありません。

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撮影後の数字を勢いで変えず、仕上げる動画の設定を見よう

さあ編集できた、書き出そう。ここでまた60fpsが選べる。

「大きい方がきれいそう」で押したくなるところだけど、まず編集した動画がどういう作りかを見よう。通常の速さでつないだ30fpsの映像なのか、60fpsの映像なのか。スロー部分を組み込んで、30fpsの一本として仕上げているのか。

素材のコマ数と、編集で仕上げる動画のコマ数と、書き出し設定を、順番に確認します。

YouTubeの公式ヘルプは、通常のアップロード用の目安として、記録したときと同じフレームレートでエンコードしてアップロードするよう案内しています。撮った映像を普段の速さで載せるときに、理由なく別の数値へ変えないための基準になります。

一方、さっきのように60fpsの素材をスローにして30fpsの作品へ組み込む例では、編集で意図して速さを変えています。その作品の設定を無視して、素材に合わせて最後だけ60へ戻せばよい、という話ではありません。何を作っているかを先に決めるのが大事なんだ。

30fpsの元映像を、書き出し画面だけ60fpsに変えたからといって、撮影していなかった途中の瞬間を、そのまま記録できたことにはなりません。補間などの機能を使う場合は別の処理になるので、元映像と違いがないか見比べて判断してね。

動画の重さも気になるよね。ここはfpsだけで「必ず二倍」とは言えません。ビットレートや解像度などの条件が関わります。YouTubeの推奨設定も、解像度とフレームレートの組み合わせで整理されています。

そこで、投稿前に一度、書き出したファイルを開こう。編集画面のプレビューだけで済ませず、最初から最後まで。お菓子を置く動き、スローへ入るつながり、説明の文字、音。途中を飛ばすと、締めの文字だけ切れていた、なんて箇所を見落としかねません。

スマホで見せる予定なら、スマホでも再生してみてね。小さい画面で見たい部分が分かるかは、カメラの設定とはまた別の確認です。数字が合っていることと、伝えたいものが伝わること、その両方を見たいから。

ここで扱ったYouTubeの設定を、InstagramやほかのSNSの全条件として使わないでください。載せ先が違うなら、そのサービスの現行案内を見ます。尺や縦横の比率まで、fpsの話だけで決めないようにしよう。

この本の目次には、動画編集の基本、カットの接続、テロップ、音声、YouTubeへのアップロードもあります。撮影設定だけでなく、その後の工程も一緒に学びたい人向けの候補です。ソフトやサービスの今の画面は、最新の公式案内で補ってね。

撮影から編集までの項目がある本を確認する

今日の一本なら、まず「どの瞬間を見せたい?」から始めよう

設定の話を読んでいると、全部分かってから撮らなきゃ、と感じるかもしれない。でも、最初から壮大な作品にしなくていいよ。

お菓子なら、袋から出して皿に置く、その短い動きだけ。説明をそのまま届けたいなら30fpsを候補にして、動きの見え方を比べたければ60fpsでも同じ動きを撮る。スローを試したいなら、ゆっくり見せる一部分を選んで、編集後に何秒になるかを確かめる。

比較のメモも、立派な撮影台帳にしなくて大丈夫。「袋から出す/30p/1/60秒」「同じ動き/60p/機種で選べる目安の速度」のように、あとで違いが追える形で残そう。試した映像には名前を付けておくと、どちらを見ているのか迷いにくいです。

見比べるときは、好き嫌いを一つ具体的な言葉にしてみてね。「手が動くところを、もう少し細かく見せたい」「ゆっくりにしたけれど、説明が始まるまでが長い」。そこまで言えたら、次に変えるものが選べます。

勉強用に本を選ぶなら、今回の候補は一眼カメラ向けの2021年刊。紙版のISBNは9784297120726です。楽天では中古商品の掲載も確認できるので、新品か中古か、状態、送料、付属物の有無は購入先で確認してね。現在の価格や在庫を、ここで固定して約束はしません。

スマホアプリの最新操作だけを知りたい人には、一眼向けのこの本を最初の一冊として無理にすすめません。逆に、カメラの設定と撮る意図をつなげて学びたいなら、出版社の目次で今の疑問に合う項目を見てから選べます。

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30か60か、数字の勝負みたいに見えていた話が、見せたい一瞬を選ぶ話につながったね。次の一本は、その一瞬を決めてからカメラを開いてみよう。お皿へ置くところをそのまま見せる? それとも、そこだけ少し、ゆっくりにする?

参照:ソニー・動画撮影の設定ガイド、ソニー・シャッタースピードの解説、YouTube・アップロード用エンコード設定、技術評論社・書誌と公開目次。2026年10月15日確認。

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この記事を書いた人

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