※この記事には広告・アフィリエイトリンクが含まれます。
お気に入りのポーチを机に置いて、スマホで一枚。
色も柄も写った。写真としては悪くなさそう。でも投稿文を書こうとすると、どれくらい入るのか、内側はどうなっているのか、ファスナーを開けた状態も見せたい、と気づく。
もう片付けたのに。撮影、第二部が始まりそうです。
商品写真を撮るときは、きれいな一枚だけを目指すより、最初に三つの役割へ分けると、撮り残しを見つけやすくなります。
全体が分かる写真。特徴が見える寄りの写真。大きさや使う場面が伝わる写真。
同じ角度の十枚より、違う疑問に答える三枚を。
この記事では、説明用の被写体を小さな布製ポーチにして、SNSへ載せる写真の撮り方を考えます。実際の販売商品や撮影結果を紹介する体験記ではなく、自分の商品に置き換えて使える準備の手順です。
背景紙や三脚は、足りないところが分かってから選ぶ補助道具。まずは手元のスマホと商品を使い、どの三枚が必要かを決めるところから始めましょう。
最初の一枚は、何を売っているかがすぐ分かる全体写真
ポーチを紹介するなら、まずは全体の形を見せたいところです。
かわいい柄に寄りすぎて、画面いっぱいに布だけが写る。雰囲気は伝わるけれど、ポーチなのか、布地なのか、バッグの一部なのかが分からない。最初の写真では、この迷いをなくしておきます。
ファスナーを閉じた姿、底の形、持ち手の有無など、商品の輪郭が一枚でつかめる位置を探しましょう。
机に置くと自立しない柔らかな物なら、実際の形が分かる置き方を選びます。中に何かを詰めて形を見せる場合は、その状態が分かる説明を添え、空のままでも同じ形を保つようには伝えないことが大切です。
この写真の仕事は、見た人が商品を識別できることです。花、リボン、文房具をたくさん置く前に、ポーチだけで一枚撮ってみてください。
商品だけの一枚ができてから小物を足すと、どちらを使うか選べます。最初から飾りを全部並べると、商品そのものを見せたいときに撮り直しになってしまいます。
背景は、ポーチの縁が見えるものを選びます。白い布を白い背景へ置いて輪郭が分かりにくいなら、少し色の違う背景も試す。柄が細かいポーチなら、背景を静かにする。被写体に合わせて考えましょう。
背景紙を使うなら、商品が載るだけでなく、画面に写る範囲まで覆えるかが選ぶポイントです。
楽天市場でエレコムの背景シートDGA-BPA301を確認する
撮ったら、スマホの画面で一度小さく表示してみます。拡大しなくても何の写真かが伝わるか。最初の一枚を選ぶときは、布の細かな模様より、形の分かりやすさを先に見たいと思います。
そのうえで、縫い目や質感の説明は次の写真に任せます。一枚へ全部の役割を背負わせなくてよいのです。
二枚目は、読者が手に取れない部分へ近づく
全体が分かったら、次は手に持って見るときに気になりそうな部分へ近づきます。
ポーチなら、ファスナーの引き手、内側の仕切り、縫い目、表面の生地など。どれを写すかは、その商品の説明したい特徴から選びましょう。
ここで、見せたい部分を一つに絞るのがコツです。内側の仕切りを説明する写真なら、開口部を開き、仕切りが分かる位置から撮る。引き手の形を見せる写真なら、その部分を中心にする。
生地の模様がきれいに写っていても、説明文が「内ポケット付き」なら、読者は肝心のポケットを探すことになります。写真と文章が別の話をしないよう、組み合わせて考えます。
スマホを近づけたら、狙った部分がはっきり見えるかを撮影後にも確かめてください。画面いっぱいに大きく写ったことと、細部が見えることは別です。
近すぎてぼやけるなら、いったん距離を戻して撮り直します。撮影モードやピントの操作は機種ごとに違うので、自分のスマホの案内に沿って使いましょう。近づくことだけで押し切らない方が、判断は簡単になります。
光の向きも見てみます。ソニーの商品撮影の解説では、光が正面から当たるか、横から当たるかなどで、色や形、明暗の表現が変わると説明されています。
布の凹凸を見せたいなら、ポーチの向きを少し変えて、影の出方を比べる方法があります。同じ場所で何度もシャッターを押す前に、置き方を一つ変えてみましょう。
楽天市場で撮影位置を支える卓上三脚P-STSRSSBKを見る
撮る角度をそろえたいときは三脚も候補ですが、どの部分を見せたいかは道具が決めてくれません。読者が画面の向こうから触れない部分を、写真で一つ案内する。そのつもりで二枚目を選びます。
三枚目は、手や収納物と一緒に大きさを伝える
全体写真はある。細部も見える。最後に残りやすいのが、「で、どれくらいの大きさ?」という疑問です。
机にポーチだけを置いた写真では、小さな手のひらサイズにも、大きな収納ケースにも見えることがあります。ここでは、使う場面が分かる一枚を足しましょう。
たとえば、手に持った状態を撮る。普段入れたいペンやカードケースと並べる。実際に収納できる物を入れて、ファスナーを閉じられる状態を見せる。目的によって写真を選びます。
手と並べた写真は、持ったときのイメージを伝えるためのものです。手の大きさには個人差があるので、それだけで寸法の説明を済ませず、商品の実寸も文章へ添えます。
収納例を作るときは、入れた物の名前だけでなく、サイズが分かると親切です。同じペンでも長さが違い、同じカードケースでも厚みが違うからです。
入れる途中の写真だけで終わらせず、最後まで入るか、無理なく閉じられるかを実物で確かめます。撮影のためにぎゅっと押し込んだ状態を、日常で余裕を持って使える例として見せないようにしたいところです。
ここで、小物を入れる前の空の状態も一枚残しておくと、内容物が付属すると誤解されにくくなります。投稿文にも、収納例の小物は付属しないなど、実際の販売内容に合わせた説明を入れます。
かわいく見せる小物にも、説明の担当を持たせましょう。
撮影用に並べる物が一つ増えるたびに、「これは何を伝えるため?」と考えてみてください。大きさを伝える、使い方を見せる、そのどちらでもないなら、いったん外した一枚も撮ります。
背景の柄まで増えると、主役と比較する物の境目が分かりにくくなる場合があります。収納例を見せる写真では、背景をシンプルにして、中に入る物へ目が向く形を試しましょう。
三枚目まで撮れたら、全体、細部、大きさの順に並べてみます。まだ答えていない疑問があれば一枚追加する。この順番なら、撮影枚数をむやみに増やすより、必要な写真を決めやすくなります。
窓の光を使うなら、三枚を同じ場所で続けて撮る
撮る役割が決まったら、撮影場所を作ります。最初は窓の近くで、商品とスマホを無理なく置ける机を探してみましょう。
ソニーの解説には、窓からの光をレースのカーテン越しに使い、影側へレフ板を置く方法が紹介されています。背景紙に付属する簡易レフ板や白い反射面は、影が気になる場面で試す候補です。
まず一枚撮り、商品のどちら側が明るいか、反対側が暗くなりすぎていないかを見ます。それから反射させる板の位置を変えて比べると、何が変わったかを追えます。
全部の影を消すことを目標にしなくても構いません。ポーチのふくらみが分かる影もあれば、内側を隠してしまう影もある。その写真で見せたいものを基準に判断します。
注意したいのは、自然光がずっと同じではないことです。同じソニーの資料でも、時間帯や天気によって光が変わる点が説明されています。
全体を朝、細部を夕方、大きさを翌日に撮ると、同じポーチなのに色や明るさが違って見えるかもしれません。最初は三つの役割をメモし、できるだけ同じ場所で続けて撮る方法をおすすめします。
途中で日が差したり雲が出たりして、急に見え方が変わったら、最初の一枚と並べてみましょう。少し前の写真に戻って比べると、目が明るさに慣れたまま撮り続けるより、違いを見つけやすくなります。
色の種類を並べて紹介する場合は、とくに条件をそろえたいところです。片方だけ明るい場所で撮って比較すると、商品の色の違いなのか、光の違いなのかが分かりにくくなります。
ポーチの位置だけでなく、窓に対してどちらを向けたかも覚えておくと、撮り直すときの手掛かりになります。机の端からの距離など、作業場所を傷つけずに残せる目印を使ってもよいでしょう。
この段階では、機材を一気に増やすより、同じ場所で三枚そろえられるかを試します。光を選び、写真を並べ、足りない部分を見つける。その経験が、次に必要な道具を選ぶ材料になります。
DGA-BPA301は、商品に合わせて背景を替えたいときに
白や黒の背景を使い分けたいなら、エレコムの撮影用背景シートDGA-BPA301が候補です。A3サイズの紙製シートで、三つの色が各二枚ずつ入っています。
メーカー公式の仕様では、297×420mm、ホワイト・アンティークホワイト・ブラックの六枚入りです。簡易レフ板が一枚付属しています。
今回のポーチ例なら、まず一枚を敷き、商品全体と周囲の余白が画面に入るかを見ます。A3の上に商品が置けても、カメラの向きによっては机や紙の端まで写り込みます。
「商品より紙が大きいから大丈夫」で終わらせず、実際の撮影位置から見ることが大切です。手や収納物を添える三枚目では、ポーチ単体より広い範囲が必要になるかもしれません。
このシートはマットな質感と案内されていますが、商品そのものの金具や透明な包装の反射まで消す道具ではありません。背景を替えた後も、ポーチの引き手など、光る部分は画面で見ておきましょう。
白いポーチなら黒が必ず正解、という決め方もしなくて大丈夫です。背景を替えると、輪郭の見え方だけでなく、全体の印象も変わります。まず形が分かる一枚を撮り、その後に好きな雰囲気を選びます。
三色を全部使い切ろうとせず、同じ投稿の三枚は一つの背景でそろえる方法もあります。役割だけを変えたときに写真がどうつながるか、見比べやすくなります。
材質は紙です。水を使う撮影や、汚れを拭き取れる防水マットの代わりにするつもりなら、用途を見直しましょう。布小物を乾いた状態で撮る今回のような場面から考える方が、役割がはっきりします。
すでにきれいな背景で撮れている人は、背景紙を増やす必要はありません。毎回机の柄が気になる、商品ごとに輪郭が見えにくい、という困りごとがあるときの候補として選びたい道具です。
卓上三脚P-STSRSSBKは、正面の位置をそろえたいときに
ポーチを正面から撮り、置き方を少しずつ変えて比べたいなら、エレコムの卓上三脚P-STSRSSBKも候補になります。スマホの位置を支え、被写体の配置に手を使いたい場面向けです。
メーカーの仕様では、三脚としての最大地上高は約110mm、ホルダーの挟み幅は約60〜90mmです。対応は4.0〜6.5インチの各種スマートフォンと案内されています。
小型だからといって、どのスマホでも使えるわけではありません。画面サイズだけでなく、自分の機種との対応や、ケースを含めて取り付けられるかを確認して選びます。
また、この低い卓上三脚を、机全体を真上から写すための大きな俯瞰用スタンドとして考えないようにしましょう。今回の候補は、商品を正面付近から見る位置をそろえたいときのものです。
真上の写真が中心なら、必要な高さや支え方が違います。撮りたい方向を決めずに三脚だけ買うと、スマホは固定できたけれど欲しい構図にならない、という遠回りになります。
設置するときは、安定した場所で脚を広げ、端末の取り付けを確かめます。机の端や、不安定に積んだ物の上で高さを稼ぐ使い方は避け、取扱説明に沿って使ってください。
位置を決めたら、ポーチの向きを少し変える、ファスナーを開く、比較する物を横へ置く、と順に試します。カメラまで毎回動かさずに済むと、被写体のどこを変えたかを比べやすくなります。
スマホの位置が決まると、次は商品の見せ方を考えられます。
ただ、三脚を使えばピントや色まで自動でそろうわけではありません。撮った写真は一枚ずつ開き、文字や縫い目など、見せたい部分が分かるかを確認します。
手持ちで十分撮れているなら、そのまま三つの役割をそろえてみましょう。毎回カメラの位置が変わって比較しにくいと感じたら、そこで固定する道具を検討する。買う順番も、撮影の困りごとから決められます。
投稿前は三枚を小さく並べ、同じ説明になっていないかを見る
撮影が終わったら、いちばん好きな一枚を選んで終わりにせず、三枚を順に並べてみます。
一枚目で何の商品かが分かる。二枚目で特徴が見える。三枚目で大きさや使う場面を想像できる。この流れになっているかを見ましょう。
三枚とも正面から少しずつ距離を変えただけなら、まだ説明していない部分が残っているかもしれません。反対に、二枚で十分伝わる商品なら、無理に三枚へ増やす必要はありません。三つは枚数のノルマではなく、見落としを探す役割です。
次に、写真と投稿文を組み合わせます。内ポケットを紹介しているのに外側しか見えない、収納例なのに小物も付属するように読める、といったずれを直します。
商品と実物の色を見比べ、編集で印象を強く変えていないかも確かめてください。写真だけで色を完全に同じに伝えられると考えず、色名や素材、実寸など、文章で補う情報も用意します。
投稿画面へ入れたら、画像の端が切れていないかを最後に見ます。撮影した写真では残っていても、投稿時の表示範囲で引き手や比較する物が隠れることがあります。いま使うサービスのプレビューで確かめましょう。
直す場所が見つかったら、全部を撮り直す前に、どの役割の写真が足りないかを一つ決めます。全体は使えるなら残し、内側の写真だけ追加する。その方が次の作業も具体的です。
撮り終わりの目印は、枚数より「知りたいことが見えるか」です。
今日は一つの商品だけで試してみてください。全体、細部、大きさ。三つの疑問に写真で答えていくと、シャッターを押す前に何を準備すればよいかが、少しずつ見えてきます。
コメント